「中の人」が自分の分身を語るシリーズ、第二段である。今回はFF14とは関係無い話が多いので、興味無い人はスルーして下さいね。
すっかり、この記事の存在を忘れていたけどな!
老化デバフ、100スタック…。
土門廣さんをイメージした分身です
前回の記事では「私好みの俳優さんをイメージしている」という旨を書いた。正直な所、リアルの世界でも普通に居る感じのキャラクターなのだが、昔、特撮番組で熱演されていた俳優、土門廣(どもんこう)さんをイメージして作ったのだ。
1993年、当時高校生だった私は、特撮番組の戦隊シリーズ『五星戦隊ダイレンジャー』にはまっていた。偶然にも同じクラスの友達が戦隊シリーズが好きなのもあって意気投合し、お互い戦隊もの好きとして特撮談義に花を咲かせた記憶がある。
この友達は、FF14のイヴァリースシリーズでMOBのデザインを担当した雨宮慶太さんが監督された1991年放映の『鳥人戦隊ジェットマン』が大好きで、ジェットマンのOPを何も見ずに熱唱する程の領域だった。
今となっては信じられないが、当時の特撮番組は子供向けという扱いが多面に出ていたので、大人向けの情報雑誌と言えば『宇宙船』と『B-CLUB』ぐらいしか存在していなかった。この2冊は非常に数少ない特撮雑誌として重宝したものだ。
クラス内ではアニメ好きは割と多く居たのですが、特撮好きは、全く居なかったんですよ…。
当時の雨宮慶太さんは毎春、東映の特撮映画を監督されていたのだが、1993年に『仮面ライダーZO』が公開された。仮面ライダーシリーズはあまり興味が無くて既出の雑誌で特集を組まれても、見事にスルーしていたのだが、これが1年後になって後悔するとは露知らず…。
何故なら翌年の1994年にメタルヒーローシリーズとして『ブルースワット』が放映されたのだが、その主役級メンバーとして、土門廣さんが出演されていたのだ。土門廣さんを初めて知ったのが、この『ブルースワット』なのだが『仮面ライダーZO』で主役を務めていたのを後から知った。
ブルースワットの隊員が活躍するシーンでは「ビクトリー」という曲が流れるのですけど、どう聞いても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のメインテーマと同じなのは、有名な突っ込み所です。
『ブルースワット』での土門廣さんの役はシグという、地球人にインヴェード(憑依)した宇宙人で800歳という年齢という設定なのだが、「常に影が垣間見られる孤独のヒーロー」もあって、見事なぐらいに、土門廣さんの虜になった私が居た。
インヴェードした地球人には家族が居て、その子供を巡って、諸々起こる人間性のドラマ展開も胸熱でしたね(勿論その子供もイケメン)。
元々、土門廣さんは仲代達矢さんが主宰されている劇団「無名塾」出身なので、演技力がある人なのだが、芸能界オンチな私にも関わらず、生まれて初めて俳優さんに興味津々となった。当然『仮面ライダーZO』も注目すべきだったと後悔した。
『ブルースワット』放映時は、土門廣さん演じるシグが圧倒的に人気があり、女性の絶大な人気、取り分け主婦層の人気が圧倒的に多かった。皆さん、矢張り完全無欠のヒーローよりも多少、影があるヒーローものを求めていたのだろうか?土門廣さん自身によるトークショーの開催もあったそうだ。
そんな土門さんは最後に…
残念な事に土門さんは現在、俳優業を引退されているのだが、私の中でのヒーローは土門さんのイメージが定着しているものだ。