或る日、唐突に訪れる「スランプ」。
それまで順風満帆でこなしていたものが、脈絡も無しに不調に陥り、下手すると解決の糸口を見付け出すのも困難になる。
仕事でも娯楽でも、スランプに陥るものはとても嫌なものである。特に娯楽絡みでスランプに陥るのは、経験上、リアルの不調が累に及んでいる。今回は深刻なスランプに陥り、復活の兆しが見えた話でもしよう。
突然、ヒーラーの立ち回りが不可能になった
戦士のレベルリングが終了した所で、もんち君から「今の仕様だと、戦士より暗黒の方が君に向いているかも」とアドバイスを貰った。それまで一度も触れなかった暗黒のレベリングを開始したのだが「紅蓮」まではMP管理が面倒というイメージから払拭され「漆黒」仕様の暗黒は、何たる楽しい事やら。
例の如く、IDに通いつめ、暗黒が80にカンスト。これはやっていて楽しい、と思いながら上げていたので、総じてレベリングは苦痛では無かった。
レベリングでは基本的にフェイスを使用しないので、フェイスのレベリングは1年以上先になりそうです。
暗黒がカンストした後はエキルレにも挑戦した。レベリングの時と同様、楽しい。
という訳で暫くの間、暗黒でIDを攻略する日々が続いた。
或る日、メインジョブがタンクであるもんち君が久し振りにINしたので、私はヒーラー、先ずは白魔でエキルレを出した。彼は基本的にまとめる人なので、それに相応した立ち回りをするのだが、いきなりごく普通の所で、落してしまった。
ベネを入れたつもりなのだが、どうやらベネが入っていなかったそうだ。しかし、その一言では済まされない奇怪な事態が次々と起こる。
私はスキルを発動させる時はマウスクリックさせているのだが、突然、マウスポインターが行方不明になってしまい、咄嗟のスキル発動が間に合わなくなってしまったのだ。しかも、マウスポインターが行方不明になる頻度も高く、攻撃の合間に回復をするというという基本的な事でさえ、覚束ない。
折しも数年間使用していたマウスが故障してしまった為、同じ型番のマウスを購入したタイミングでもあったのだが、マウス交換如きでマウスポインターが行方不明になるとは、考えにくい。
マウスポインター行方不明多発に加えて、更に不調は続く。
白魔で行った後は、メインジョブの学者でエキルレに行ったのだが、再びここでも普通にもんち君を落としてしまったのだ…。
学者で鬼まとめされたら、HOT効果がある陣を使っていたものの、セラフィムを使うという発想が全く湧かなかったし、それ以外にも迅速+応急+秘策+鼓舞で対処するという判断さえも浮かんで来ない。
その後、学者でエキルレに行ったのだが、如何せん、動けない動けない。マウスポインターが行方不明になるから、パニックになるし、咄嗟の判断が出来ないので、回復一辺倒になる。
やればやる程、弱り目に祟り目状態。一向に回復の糸口が見えて来ない。
6年間FF14をプレイしている中で、スランプに陥った経験は何回もある。せいぜいギミックが回避不可能になった程度だった。
しかし、正直な所、IDでさえも操作が覚束ない事態になるのは初めてであり、極めて深刻なスランプだ。
一体私の身に何が起こったのだろうか?
スランプはリアルの不調が原因だった
このままでは、迷惑を掛けてしまうので、暫くFF14から離れてみた。
そこで改めてスランプの原因を考えてみた。
どうやらリアルの不調が大いに絡んでいた可能性が高い。
7月に転職をしたものの、対人関係で悩んでいるので、娯楽としてのゲームを心底楽しんでいない私が居るのだ。否、ゲームのみならず、もう1つ趣味としている歴史の勉強も全くしていない。これでは、リアルの不調が娯楽にも累が及んでしまっている模様だ。
業務内容は前職の方が遙かに難易度が高いのだが、煩わしい対人関係が皆無だった。だから大変な仕事を続けるモチベーションは維持したし、それがゲームをやる楽しさに直結していた。
それこそ、前職での対人関係は、エメトセルクで言う所の「(心に)余裕がある人達」でしたね。
仕事も上手く行かず、娯楽も上手く行かずでは、毎日を無味乾燥のまま過ごすのと同じだ。
ところが実家に帰る直前に、脳天に響く歯痛に襲われてしまい、折しもパッチ5.1の実装日に乗り込みが全く不可能になってしまった。私は歯をくいしばる癖があるので、歯医者から鎮痛剤を処方して貰い、痛みが和らいだ時に5.1の新IDである「魔法宮殿 グラン・コスモス」を開放した。
IDを開放した時、一抹以上の不安が発生した。判断力が鈍化している学者をやるのか、と。マウスカーソルが行方不明になったら、と諸々心配していた所に、初見PTの募集があったので、それに参加した。
フェイスで行く手もありましたが、普通にPT募集で参加ました。
恐る恐る「魔法宮殿 グラン・コスモス」を攻略したが、案ずるより産むが易し。マウスカーソルが行方不明になる事象は未発生な上に、学者としての判断もこなしていた私に驚愕した。
その後、程良い難易度の「複製サレタ工場廃墟」と「極ハーデス討滅戦」にも挑戦した。
「複製サレタ工場廃墟」は初見歓迎のPTに参加したのもあって、主催者さんの厚意によって楽しい攻略になった。前作の24人レイドとは異なり、程良い難易度であり8人PTプレイに於けるヒーラーとしてのリハビリとしては最適だった。
「極ハーデス討滅戦」は出遅れてしまったものの、エキルレID並びに、サレタ工場廃墟でリハビリされたのが奏功し、4日程掛かってしまったが、無事に攻略終了。
2回目の最後の最後のエクサフレア(ダークストリーム)を踏んでしまい、あやうく出荷されそうになりましたが(汗)。
このままスランプが継続していたら、引退の二文字を過ぎっていた。本当のスランプ克服は転職活動の終焉になるので、敢えて「兆し」という言葉を使用している。
そう言った意味で言うと、まだ完全復活では無いけど、少なくとも、娯楽の世界では人並みに楽しめる段階に到達しているのは確かである。
そして今回の件に懲りて、エキルレも暗黒とヒーラーを満遍なくな形で稼働させている。
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