暫く趣向を変えて、こんな記事を書いてみるか。実話でもあり、現在進行形なので、結末は私も、どうなるか、分からない。
イナちゃんは私と一緒に働いている同僚で、年齢は私よりも1歳年下。彼女は私が今の会社で働き始めてから、1年と2ヶ月後に勤務開始となったので、足掛け10年程の付き合いである。
お金大好き、韓流ドラマ大好き、食べる事が大好き。その上、NHKとテレビ東京をこよなく愛しているが故に、恐ろしい程の雑学王である。
そんな彼女には、全く以て男性と付き合った経験が無い事!
まぁ…これは私にも言える事なのだが、一応、リアルでも男性の友達が居る。彼女には、それが一切居なくて更に…
「断言します!自分の恋愛教育は、小学校3年レベルです!」が常套文句になっている。
非常に手強い相手なのである…。
そんな手強い相手に対して、会社の上長や友達が、過去に何回も渡って、男性との出会いの場を提供したのだが
悉く失敗!
数年前には「目黒のさんま祭り事件」というものを起こして、お互い気まずい雰囲気になった挙げ句、そのまま自然消滅してしまったそうだ。
これは、落語でお馴染み「目黒のさんま」が由来になっていて、宮城県気仙沼産のさんまが振る舞われるというイベントなのだが、さんまを求める人が芋が洗ったかの如く参加する。幾ら食べる事が好きとは言え、デートの場を「目黒のサンマ」にする時点で、センスが無いので、思わず、苦笑。
さんまを貰うまで、かなり待ちましたが、待っている間、間が持ちませんでした!
ううーん、かような展開になるのは、必定的だと思う…。
しかも開催日当日は、イナちゃんが輪番の出勤日だったので、私が代わりに輪番に出たという配慮も無駄になってしまった、というオチ付き。せめて、間を上手く持たせる振る舞いをお互いにすれば、少しはマシになっていたのかも知れぬ。
そんな或る日、のんべーな協力会社のおじさん達が、一緒に飲みに行こう!と言い出した。おじさん達は、女性と飲みたい下心があるものの、実は独身の後輩をイナちゃんに紹介したい思惑があったのだ。
当然、奥手なイナちゃんは、行く気無しだが、お姉様2名が付き添いで参加するとの事で、飲み会に吶喊したのだった。因みに私は、最初からその飲み会に誘われていません。